モロカイ島での日々

モロカイ島は人口7千人ちょっとの島。信号機が1つもないことで有名なのと、フラ発祥の地だそうです。赤土でとても肥沃とは思えませんが、農地にはコーヒーやトウモロコシなどが植わっているのが見えます。景観が阿蘇にそっくりで、遠くに来た気がしないのが難点ですが、海から時々クジラが顔を出すのを見ると、「うわぁ、ハワイだ!」と思います。あ、沖縄でも見えますが(笑)




私は、農業者がいなくなったら、安全保障に関わると思っているのですが(何らかの理由で海外から農産物が入ってこなくなったら死活問題。困った挙句に戦争に繋がりかねない、という意味で)、人件費も土地代も高い先進国での一次産業は、補助金なしでは成り立ちにくいのも世界共通の課題です。

ところが、農業生産高があまり高くないハワイ州には農業関連予算がほとんどないに等しいそうで、州の予算ではなく国の予算に頼っているのが現実みたいです。

そのような中、農産物加工や二次・三次産業との連携、特産品づくりに対する新しい補助制度について、州の農務省の方たちが説明に来ていたので、夫が説明会に参加しました。

へぇ、と思ったのは、参加者30名ほどの8割以上が女性だったということ。説明会が終わった時に、何人かと話をする事ができました。今度また集まるとのことで、仲間に入れてもらえそうです。農業事情についてまた分かった事があったらリポートします。こちらは、地産地消を推進するステッカー。


担当者として説明しに来られていたのは、ハワイ州農務省の山根さんで、ホノルルでお会いした方です。説明会終了後に、山根さんの同僚やボスと一緒にお食事をさせて頂きました。すっごいボリュームのランチプレートでしたが、写真は撮りそびれました。


その翌日、「モバイルマーケット」を訪ねました。食の地産地消を進めるためにNPO法人サステイナブル・モロカイが去年の6月から始めたサービスで、直訳すると「移動販売」なのですが、軽トラ市と言った方が近い感じでした。


基本的に予約制のシステムで、月曜日の午前中にネット予約をしてもらい、木曜日の午後に街中で引き渡し&支払いをします。サステイナブル・モロカイの職員である女性農家2人が、他の農家さんも回って予約分を集荷して街中に持って行ってくれるので、農家自身が店頭に立つ手間が省けるのです。これなら売れ残りもないし。予約分よりは多めに置いてあるので、予約していないお客さんも立ち寄って買い物をしていました。

さすがなのは、こんなローカルな野外の店舗でもクレジットカードで払えること。つい買いすぎてしまいますが(^_^;) 野菜や果物だけでなく、クッキーやケーキなども売っていて、13〜15時までとのことでしたが、ひっきりなしに人が来て賑わっていました。

すごく珍しい取り組みというわけでもないですが、同じようなことをやろうとしているのが印象的で、このシステムができたおかげで、菜園の面積を増やしたシニアや、地元に卸せることを喜んでいる農家さんも多いそうで、今は15軒くらいが出荷しているそうです。何はともあれ、食の地産地消は基本ですよね!


さて、ホノルルのあるオアフ島ではどこに行っても日本人がたくさんいましたが、ここでは「日本人」と言うだけで珍しすぎて歓迎されるほど(笑)ウチのお米をずっと食べて下さっているモデルのSAWAさんからのご紹介で、「かよさん」を訪ねさせて頂きました。

可笑しすぎたのが、訪ねるに当たって「住所が分からない」こと。中心地から18マイルくらい、と言うだけのインフォメーションしかもらえなくて、電話も圏外になるとのことで、島の東に1軒しかないお店で待ち合わせることにしました。

道中の風景が阿蘇にそっくりで、道の狭さも山の感じも、隣町に来てるかのような錯覚に陥ったほどでした。

大きな庭の可愛らしい三角屋根のお家に家族3人で住まわれているかよさんは、舞台衣装を手掛けていらっしゃる方。庭には椰子の木がいっぱいあって、実がゴロゴロ落ちていて、旦那さんと庭師さんが美味しそうなのを選んで穴を空けてくれました。


庭の向こうはプライベートビーチ。風が強すぎて泳げませんでしたが、海を見ながら強風の中でランチを食べていたら、クジラが見えた!場所さえあれば楽しめる息子たちは、しっぽがあればブンブン振ってるのが分かるほど嬉しそうにはしゃぎまわっていて、この子たちを都会で育てるのはやっぱり無理だと改めて思いました(^_^;)


女子組は風が強いので家の中にあげて頂き、来年モロカイ島でやることになるかもしれないファッションショーについて、経緯や趣旨をお話しし、できる事があれば協力します、と言って頂けました(kiki絵文字^_^)v モロカイ島の風景を身に纏う素敵なファッションショーになりますように!



少年たちはと言えば、ホームスクーリングのグループに時々混ぜてもらっているのですが、その様子はまた次回、ご紹介します。地元の野球チームに混ぜてもらっていて、週4回の練習に参加しています。友達もでき始めて、楽しそう。「キッズがモロカイに残りたいなら置いてっていいよ!」とコーチにも言って頂いています(^_^)v

滞在先ではホストご夫妻にも可愛がっていただいていて。先週の日曜日は、「チキンウィング」をほおばりながらスーパーボウルを一緒に観戦しました。フットボールなんて…とボヤいていた元サッカー選手の家主さんでしたが、始まる前になると、「スーパーボウルを観るにはチキンウイングが絶対いるんだ」と言ってわざわざお店に行き、最後の1袋を買って来てくれたのです。なんと歴史上はじめての延長戦で、前半は負けていたニューイングランドが逆転勝ち。見応えのあるゲームでした。

嬉しいかどうかはともかく、大統領の就任式もリアルタイムで見れたし、スーパーボウルも楽しめたし、アメリカならではの暮らしを送ってます。


また、モロカイ島在住の日本人女性も尋ねました。ホノルルのあるオアフ島ではどこに行っても日本人がたくさんいましたが、ここでは「日本人」と言うだけで珍しすぎて歓迎されるほど(笑)ウチのお米をずっと食べて下さっているモデルのSAWAさんからのご紹介で、「かよさん」を訪ねさせて頂きました。

可笑しすぎたのが、訪ねるに当たって「住所が分からない」こと。中心地から18マイルくらい、と言うだけのインフォメーションしかもらえなくて、電話も圏外になるとのことで、島の東に1軒しかないお店で待ち合わせることにしました。

道中の風景が阿蘇にそっくりで、道の狭さも山の感じも、隣町に来てるかのような錯覚に陥ったほどでした。

大きな庭の可愛らしい三角屋根のお家に家族3人で住まわれているかよさんは、舞台衣装を手掛けていらっしゃる方。庭には椰子の木がいっぱいあって、実がゴロゴロ落ちていて、旦那さんと庭師さんが美味しそうなのを選んで穴を空けてくれました。

庭の向こうはプライベートビーチ。風が強すぎて泳げませんでしたが、海を見ながら強風の中でランチを食べていたら、クジラが見えた!場所さえあれば楽しめる息子たちは、しっぽがあればブンブン振ってるのが分かるほど嬉しそうにはしゃぎまわっていて、この子たちを都会で育てるのはやっぱり無理だと改めて思いました(^_^;)

女子組は風が強いので家の中にあげて頂き、来年モロカイ島でやることになるかもしれないファッションショーについて、経緯や趣旨をお話しし、できる事があれば協力します、と言って頂けました(kiki絵文字^_^)v モロカイ島の風景を身に纏う素敵なファッションショーになりますように!