佐賀に行ってきました

九州、その中でも福岡、佐賀、熊本の3県に、慶応を出て農業をしている人が9人もいるんです。「クワは剣よりも強し」。きっかけや作っているものは様々ですが、全員が有機農業。あと一人増えて10人になったら、チームでも結成しようかな!?その中でも、兄貴的な存在の先輩を訪ねました。「旅をする木」という変わった屋号で、生産物はタマゴ。広々とした鶏舎で走り回っている元気なニワトリたちのタマゴです。我が家のニワトリがタマゴを生まなくなった、と言ったところ、産むペースが少し落ちてきた2歳のニワトリを譲ってくれるということで、まずはその捕獲から。普段から駆け回っている鍛えられたニワトリなので、すばしっこくて捕まらない!一緒に行った友人は、日ごろの運動不足を悔やんでいたほど。まっさきに捕まえたのは、無欲な三男でした。

その後、今度は後輩の家に行って泊めて貰いました。翌朝。泊めてもらったお礼に、農作業のお手伝い。農業体験に来た素人さんではありません。「リトルファーマーズ」です。慣れた手つきでカラシナの移植を手伝う3人息子。いやいや、たいしたもんだ。

帰りがけに、吉野ヶ里遺跡を訪ねました。九州に住んでいるとはいえ、わざわざ行く機会もなく、初めて行きました。これが予想以上に楽しかった!弥生時代の「ムラ」が復元されているわけですが、農業がはじまったのが弥生時代。サルの延長だった縄文時代から、耕作をする技を覚えた弥生時代へ。それが例え他所から来た文化であっても、その延長として今の農業があると思うと、なかなか感慨深いものがありまして…。いやぁ、ほんとに楽しめました。うまく言えないけれど、原点を見たというか、自分たちのやっていることを改めて考えさせられた旅となりました。阿蘇はいい所ですが、たまには出てみるのもいいものですね。