視察終了

田舎ばっかり回るもので、なかなかWi-Fi接続できず。空港まで来てやっとつながりました。

バイオエネルギー集落を三ヶ所回った感想。日本でもできるはず。同じ方法じゃなくてもいいから、農村にある資源をフル活用して自分たちが必要なエネルギーくらいは生み出せる仕組みができるはず!

最後にみた集落でおじいちゃんに真剣な目で言われた。子供だったけれど、長崎と広島の原爆で終戦になったのを覚えている。原発に頼らない生き方への挑戦はそこが原点だ。日本はなぜまた同じ事を繰り返そうとしているのか、と。思わず通訳に詰まってしまった。

そこの集落は、電気も熱も完全に再生可能なエネルギーでまかなっている。風力と木と家畜のし尿。それにクズ穀物など。これらをうまく使って作り出した電気と熱は、自分たちが投資して作ったパイプと電線で集落内に運ぶ。40世帯しかない小さな旧東ドイツの村には、今や世界中から視察団がやってくる。

糞尿やクズ穀物を発酵させているタンクの中を覗かせてくれた。ドロドロの有機物から、フツフツと湧き出ているのがメタンガス。これで電気が作られる。中を見たのは初めてだったので、面白かった。

その後、糞尿を出している豚のお肉を頂きました。生きても死んでも役に立つブタさんたちに感謝。

視察の合間に古都の散策も楽しみました。