アイガモとサンタとリサの成長

田植えの終わった田んぼにネットを張り巡らせ、アイガモたちを出陣させました。まだ予行演習中で区切られた場所にいますが、週明けには本出陣の予定です。練習しているチビガモたちを見守るのはチビ番人。カラスが来たら、ちゃんと追い払ってくれると良いのだけど。土の塊を拾っても食べなくなったのは成長です!夕日を浴びて、神々しい感じのアイガモ(笑)


別に名前がついてるような場所ではないのですが、アイガモを放している棚田が美し過ぎです。来年にはここも姿を変える予定ですが。村内には水路や田畑にも大きな被害を受けている場所がたくさんあるので、優先順位としては下がった気はしますが、決まったことは変わらない国ですからね・・・。


ところで先日、大きな気づきを義母にもらいました。定年まで看護婦としてワーキングマザーだった尊敬する義母です。 「1日24時間なら、8時間は仕事のために、8時間は子供のために、8時間は自分のため(主に睡眠)に使うと決めていた」と義母。テレビを見せるにしても、膝に座らせて見させていた、と。


最近、三男・サンタがイライラしているのは、そういう年頃なのと、双子の兄貴にうるさく言われるせいだと思っていましたが、それは間違いだと気付きました。よく気がきくし、働き者の彼に甘え過ぎていました。増えすぎていたタスクを整理して、少しゆとりを取り戻そうとしていた矢先に震災が起き、短期的にも中長期的にも、以前よりタスクが増えしまい、子供たちへの意識が薄れていたのがイライラの原因なのでしょう。授業参観のあった日に、「僕の教室に最初から最後までいて欲しい」とリクエストをしてきた事で、ハッとしました。最近の爆食いもストレス食いだったのかな。一緒にゆっくり食べるように心がけようと思います。

そして迎えた8歳の誕生日。プレゼントに、「お母さん独占権」を8枚プレゼントしようかな。東京から来たおばあちゃんからのプレゼントは、絵本。サンタがストーリーを書いて、隣のお嬢さんが絵を描いたものを、世界に1冊の本にしてくれたのです。なんと言う素敵なプレゼント!



この絵本を彼が作ったのは、本震の翌日、4月17日。家にいても度重なる余震が怖いから何かに集中したい、と言って作り始めたら、高校生のサポートもあってノリノリになり、1日で3冊もできたのでした。創造性があれば、恐怖さえ乗り超えられる。こんな世の中だからこそ、画一的でない創造的な子たちを育てるのが大切なのに、詰め込み教育に偏り過ぎている現実。それはさておき、自由人と呼ばれたサンタの、「さすが」の作品が、こんな形で処女作になったのは嬉しいです。単なる親バカですが。さっそく、自分の絵本を妹に読み聞かせてあげていました(^-^)


私からのプレゼントは、「お母さん独り占め券」。甘えたい時に甘えられる存在になれたら、と思います。我が家を訪ねる皆さん、彼がこの券を出したら、大事な話をしている最中でもご無礼しますので、ご了承ください^_−☆