ドイツ取材6日目

日曜日なので、取材のアポはないのですが、それを逆手に、ドイツ人らしい景観の楽しみ方を体験しました。泊っていたローテンブルグは一大観光地。それも日本人ばかりの。店でもレストランでも日本語の表示があるし、店によっては日本人の店員さんもいる。こんな街、はじめてです。これだけの観光地なのに、落ち着いた雰囲気をかもし出しているのはさすがドイツ。見張り用の塔に登って、上からの眺めを楽しみました。

それからちょっとした郊外へ。今日の目的は「地産地消メニューを食らう」。取材で回った農家さんのお肉や野菜を使っているというレストランを目指しました。食べないことには語れない!というわけで、取材では行かせてもらえないような(熊日さん、失礼)高級レストランですが、勉強のためにと思って行くことに。・・・って、実はただ食いしん坊なだけかも!?上は地元産牛のカルパッチョ、下は地元産豚のハーブ焼き。どちらももちろん美味だったけど、牛の柔らかさと舌触りはちょっと衝撃的。あれだけ薄く切ればうちの肉でもあんな風になるのかなぁ?

母の日だったこともあって、郊外だと言うのにお店は満席。20組くらい来ていました。高くても、場所が悪くても、おいしければみんな来るんですね。

食後は散歩。食べ分、少しは動かないと、3時ののケーキが入らないもん(笑)。もちろん、そちらもお勉強のため。ウフフ。散歩してみて気づいたこと。眺めのいいところには、必ずと言っていいほどベンチがある!散歩好きなドイツ人が、「いい景色」を身近に感じて楽しんでいるのがよく分かりました。例えば、こんな眺めのところにベンチ。

一番下がベンチです。このベンチに座ると、こういう景色が見られる、というわけ。地元企業がスポンサーとなってベンチを置いているケースもあるそうです。それにしてもさわやかで気持ちいい〜。ベンチの他にも、「景観を楽しむ散歩コース」の看板を見かけました。こういう地味な努力も、景色を守っていくためには大切ですね。

道中見つけた電気自動車の充電所。その下で昼寝をしている人も充電されてるのかな!?ドイツでは、電気自動車の普及が次の目標だということです。

で、もちろんケーキ。満足。

私が「お勉強ツアー」(食い倒れツアーとも言う)をしている間に、一緒に行った記者さんはせっせとホテルで執筆。来週あたりから熊日で連載が始まるそうです。スタート時期は未定ですが、盛りだくさんの内容になるはずなので乞うご期待!多分、1日遅れくらいでネットでも見れると思うので、ぜひ見てみてくださいね。