草との戦い

さぁ、草との戦いが熾烈になってきました。我が家では、場所や条件によって3つの方法で草と戦っています。


1.広い田んぼ・・・アイガモ
草も虫も食べてくれる万能選手。でも、広い田んぼにネットを張り巡らせなきゃいけないのと、後で捕まえる時に苦労しないよう毎日エサをあげなければいけないのが大変。イタチやキツネなどに狙われるのも要注意。


2.狭くて水が溜めやすい田んぼ・・・コイ
泳ぎ回ることで水が濁るので、雑草の生長を抑える。でも、均一に均しておかないと、浅いところには行ってくれないのですごーく草が茂ってしまう一角ができたりする。一度田んぼに入れたら姿はほとんど見えません。以前、錦鯉のB級品(?)を譲り受けて田んぼに入れたことがあったそうですが、サギの標的となって、コイも苗もやられたそうです。というわけで、地味な黒いコイが、地味に田んぼを泳ぎ回ってます。



3.水がためにくい田んぼ・・・人力
コイもアイガモも、水がたっぷり溜められる田んぼじゃないと駄目。でも、そんな田んぼばかりでもありません。棚田や、メインの水路から離れている田んぼなど、水の管理がしにくい田んぼもいっぱいあるのです。そんなところは、私と夫。今年から導入したエンジン付きの除草機でスイスイ・・・なわけないか(苦笑)。ぬかるみにはまりながら機械を押すのは重労働。

これを、田植え後1週間後に1度、それからさらに1週間から10日後にもう1度。必要があればさらにもう一回。そうすると、苗が勝つようになる、というのですが、うーむ、大丈夫かなぁ!?

だって、こんな風に株と株の間の草は見事に残ってしまうのです。除草のタイミングがほんの少し遅かったかも・・・。こうなったら、前かがみになって手で取ってくしかありません。でもあんまり一つの田んぼでゆっくりしていると、他の田んぼの草がのびる!時間との戦いです。まぁ、無農薬栽培がラクだったら誰でもしますもんね。ある程度は仕方ありません。


草との戦いは田んぼの中でだけではありません。水路の脇もほら、こんな。上が草切り前。下が草切り後。すっきりしたでしょう?

でも、草を切ったおかげで、ホタルが増えた気がする。あんまり草が多すぎても来ないようです。さてさて、飽くなき草との戦いはまだまだ続きます。ヒエが多い田んぼもあるので、そろそろ「ひえとり」しなきゃ。「冷え取り」ではございません。水虫を治したい方募集中。田んぼに素足で入ると治るそうです!農薬を使っていない田んぼの横にある水路で子供を遊ばせたい方もぜひどうぞ。