草との戦い 〜ヒエ編〜

草取りネタばかりも面白くないと思いつつ、だってそればっかりなんだから仕方ない!無農薬=草との戦い、というわけです。

今回は強敵・ヒエ。ヒエはイネ科の植物で、とにかくイネに良く似てる。見分けるポイントとは、①列に植わっていない ②節に毛が生えていない、の2点。田んぼは真四角じゃないことの方が多いので、田植え機で植えるときにもきれいな列にばかり植えられるわけじゃない。だから、列と列の間にイネが植わっていることもあるんです。変なところに生えているからと言ってヒエと決め付けるわけにはいかない。言葉で表現しても分かりにくいので、まずは写真を。


わーい、青々と茂ってる!


と思いきや、ヒエをとってみると…

あら意外にスカスカ(苦笑)。てなわけです。本当によく似ているでしょう?草取り、三男も頑張ってます。

彼が使っているのは「たおしぐるま」と呼ばれる道具。本当は「田押し車」って書くのだけど、初めて聞いたとき「倒し車」と思ってしまいました。でも当たらずとも遠からず!?列の間を通っていくと、けっこう苗を倒したりするんです。原始的ですが、効果抜群。


ドイツ取材に一緒に行った記者さんが、今日の新聞に素晴らしい提言をして下さっていたので、リンクを載せます。
熊日新聞連載

阿蘇の草原は、農家のためだけのものではなく、本当に多くの人のものであること。でもその「みんなの公共財産」を守っているのは主に農家。その事にもっと気づいてもらえたらなぁ、と常々思っています。

最後に、田んぼで見つけたハートを。