農作業に復帰

阿蘇でも豪雨の爪あとが残っているところがたくさんありますが、主だった被害のなかった我が家の周辺では、復旧を含めた農作業がはじまっています。

私が一番あせっているのは、田んぼの草取り。どんなにすごい雨でも、稲も草も休むことなく成長しています。稲の茎が膨らんできて、穂が出てくるまであとわずか。穂が出て花が咲いたら、受粉の邪魔をしないように田んぼには入りません。ということは、稲の成長を邪魔する雑草たちを取り除く今が最後のチャンスなのです。花が咲いてからでは指をくわえて見ているしかありませんから。そんなわけで、貴重な晴れ間をぬって、我が家のリトルファーマーズはもちろんのこと、遊びに来ていた友人の旦那さんまで借り出して、せっせと草取り。暑いけど、久しぶりの日光が気持ちいい!


草取りを手伝ってもらえるということで、東京から訪ねてきていた友人一家を外輪山の放牧場へとご案内しました。もちろん、軽トラックの荷台に乗せて。地盤が緩んでいないか心配でしたが、放牧場までは舗装された道が続いているので問題なし。久しぶりに見た草原がまぶしいほどでした。

帰りに、山道で水が流れているのを見つけた子供たち。数日間、家に閉じ込められていた彼らのエネルギーはすさまじく、田んぼの被害よりも家が破壊されるんじゃないかと心配していた私にとっては、「どうぞお好きに」という感じでした(笑)。

お次はアイガモの引き上げ。イネ科の植物は食べないカモたちですが、穂が出たら話は別。大好物なんです。穂が出る前に田んぼから引き上げなければ。庭にネットを張り巡らせて準備万端。4箇所の田んぼに入れていたカモたちを全部引き上げました。まぁにぎやかなこと・・・。ずらりと並んでいるのは、夫がつくったカモ小屋。さしづめカモの住宅展示場と言ったところでしょうか。


夕方、ふと見上げた空に虹。たいへんな災害だったけど、その後には何かいい事ありそうな・・・!?見えにくそうなので大きな写真でアップします。ご心配いただいた皆さん、本当にありがとうございました!