アイガモを食べました

お米を買って下さっているお客さんが昨日からご家族で遊びに来てくれています。メールや電話でやりとりした事はあっても、お会いするのは初めて。我が家の場合、大半のお客さんが友人・知人、その人たちからの紹介、というとても特殊な状況なのですが、それでも中にはインターネットで我が家を見つけてご注文してくださる方もいて、そういう場合は「どんなご家族に食べてもらっているのかなぁ」と想像しています。だから、お米を買ってくださることをきっかけに、実際にこうして尋ねてきていただけると、「お互いに顔の見える関係」になれるのでとても嬉しいのです。

今回いらしているのは、東京都にお住まいの4人家族。旦那さんは環境をテーマとしたコンサルのお仕事をされているそうで、興味の範囲がとても近いし、奥さまは大学の先輩。初対面とは思えないほど話がはずみます。

さて、そのご家族が、庭でグワーグワーとやかましく騒いでいる合鴨について質問してきました。
「このアイガモたちが田んぼで活躍していたカモたちですか?」
・・・はい、そうです。
「どうするんですか?
・・・冬には食べようかと思っています
「おいしいですか?」
・・・それなりに。

という会話をした後、何でも経験してもらうのが一番、ということで本日急遽アイガモを1羽さばくことにしました。まずはできるだけ大きそうなものを狙って・・・。


本当に捕まるのかな、と高見の見物をしている子供たち。


もちろん、捕まりましたとも。


けっこう体が大きくなったように見えますが、そこは水鳥。羽の下にさらに羽毛が生えていて(ダウンですね、いわゆる)、実際の大きさよりずっと大きく見えるんです。毛をむしっている途中。周りにフワフワ見えるのが羽毛です。東京から来た5歳の女の子も興味津々。怖がるかと思いきや、「アイガモ食べてみたい!」と最初から乗り気。やっぱりオンナは度胸が据わっているのかな!?


肉が少ないので、なるべく無駄にしないよう、スープをとり、その出汁でリゾットを作りました。身は意外と美味しかったので、バターソテーに。

春からずっとお仕事お疲れさま。ありがたくいただきたいと思います。

オマケ

アイガモの内臓で何やら実験中の子どもたち。臭いのだそうで、洗濯バサミで鼻をつまみながら(笑)