無尽蔵のエネルギー

この2,3日でまた動きがありました。農業の方は、稲刈りまであと1週間ちょっとで大きな変化はないのですが、夏前から仕込んできた事がついに動き始めたのです。


再生可能なエネルギー。言わずと知れた、太陽とか風とか水とか有機資源とかでつくるエネルギーのこと。私が就農以来ずっと取り組んでいるのがその中でも有機資源(バイオマス)を使ったエネルギーで、7年前からは、阿蘇でいくらでもとれるススキによる発電実験もしてきました。でも、ひろーい範囲に分散している有機資源は集めるのが大変。なかなか採算がとれません。だからといって、諦めるにはまだ早い!私たちが留学していたドイツでは、地元でとれる資源だけで必要な電気や熱を作り出している農村集落が実際にあるのです。資源の量はドイツより日本の方がずっと豊富。同じ方法じゃなくたって、絶対にできるはず!という思いをずっと持ってきました。こちらはドイツの写真。牛の糞尿と牧草で発電している施設です。


その思いがついに実現するかも⁉という状況になったのです。 かいつまんで報告すると…、農家女性のネットワークで発電事業してみたいね、と友人と話したのが今年の3月。NPOの総会に参加してくれた別の友人に相談したのが6月。今なら無理な話じゃないかも、ということで有志7人が集まって可能性を本気で考えたのが7月。8月に、ダメもとで環境省の事業に手を挙げてみました。そしたらなんと採択の通知が来たんです!地域住民が自ら集まり、どの資源をどこでどのように使えばいいのかを検討するための予算。さぁ、いよいよ実現に向けた大きな一歩が踏み出せるかもしれません。そんな時、たまたま遊びに来ていた大学時代のルームメイトと、環境コンサルをしているお米のお客さんで、急遽作戦会議を開きました。1人より2人、2人より3人。次々と文殊の知恵が出くる、出てくる。これからの南阿蘇村にはぜひ注目していて下さいね!


前回に引き続き、おまけネタ。

私自身のエネルギー源は家族や友人。大学時代の友人3人が偶然にも阿蘇で集合。大学1年以来かも⁉という珍しい、でもめちゃめちゃ楽しい面子で、ついつい夜中まで飲んでしまった。朝が辛かったけど、でも楽しかった〜♪ みんな新たなエネルギーが湧いて来た感じでした。


そして今晩は久しぶりの家族水入らず。ひとまず、今日をもって夏の来客ラッシュは一段落です。そこで食後にギターライブ。サザンで盛り上がった後、少年時代で思わずホロリときそうになりました。阿蘇の夏はもう終わりです。ちょっと切ない。でも実りの秋が待っています\(^o^)/ 今度は違うエネルギー源(新米)が手に入る予定。最後まで安心はできないんですけどね。