阿蘇に戻りました

今回の東京は1週間の長逗留で、途中かなりホームシック気味でした。帰った日の晩に会議があって息をつく間もない!でも会議が終わって帰宅途中に温泉。家に着いて車から出たらいきなり目に入った満天の星空。大都会を抜け出してきたことを実感しました。

帰った翌日はタマネギの定植。苗を500株、定植しました。寒かった〜。男性2人が手伝ったのはほんの10分ほど。あとは1人でせっせと植えました。



ところで。タマネギを植えるのに、マルチというビニールを初めて使いました。定植が遅れたので、マルチをしないと土の温度が保てず育たない、と夫が判断したのです。定植が遅れた理由は、再生可能エネルギー事業の協議会を地元で立ち上げたからなのですが、理想(再生可能エネルギーの導入)ばかり追って、足元の畑で化石燃料を原料としたマルチを使うことになるなんて、なんだなかぁ、と複雑な気分になりました。農業を続けることが前提での取り組みなので、もう少しペース配分を考えないと…と反省。



その翌日、追い討ちをかけるように、「どうして稲刈りが終わったのにお母さんとあんまり遊べないの?」と三男。冷水をかけられたようでした。9月から再生可能なエネルギー導入に向けた事業がスタート。10年前に就農したした時から「いつかは是非エネルギーのことにも取り組みたい」と思っていたので、10年目にしてようやく大きな第一歩を踏み出したところなのに、子供にとってはそんなこと関係ないのですよね。「稲刈りが終わった=お母さんともっと遊べる」と思って待っていたんだなぁと思うと、何だか言葉を失ってしまって…。世の中の働くお母さん達はこんな風に心の中で葛藤しながら生きているのでしょうか。子供たち世代が少しでも生きやすい環境をつくりたいと思ってやっているのに、それに時間をとられて自分の子供たちと向き合う時間を削る結果になっている現実。2日連続で、自分がしなければいけないことはいったい何なのか、考えさせられました。もう少し頭の整理が必要な感じです。40にして惑わず、まであと2年なんだけど、まだまだ迷うなぁ。

終わりに、東京から戻った私の目に、改めて新鮮に映ったシーンのいくつかをご紹介します。