百姓(=百の仕事) 〜司会編〜

お百姓さんって言うのは、昔からマルチタスクといいますか、何でもかんでもやっていたとのこと。現代でもそれは変わっていません。が、今日はちょっと変わりネタのご紹介。日曜日にイベントの司会進行役を務めました。最近、シンポジウムのパネラーや講演の話なんかは時々いただくんですが、お祭りの司会はめったにありません。人前でしゃべることには大分慣れてきたとはいえ、テンションが高い方ではないので、お祭りの司会なんてできるのかなぁ、といささか不安な気持ちで会場に向かいました。


イベントと言うのは、有機農業者が10年以上前から収穫祭として続けてきた「ゆうきフェスタ」。始めた当初は、ごく限られたお客さんしか来なかったそうですが、昨今のオーガニックブームで、ここ数年はたいへん賑わうイベントとなっています。素晴らしい秋晴れの中、開催前から人が集まるほど。会場のテントにはに色とりどりの有機野菜がたくさん並んでます。

有機農家にとっては販売のチャンスですから、少しでも売上につなげるため、今年は「キッチンスタジアム」という企画をやりました。会場内で売っている有機農産物をつかって、野菜ソムリエの皆さんがライブで調理。試食もできて、レシピももらえる、という企画です。この企画が大ヒット。ステージ前には人だかりができ、有機野菜も完売が続出するほどでした。

ところで、私が着ているのは母が作ってくれた着物のリメイク。風呂敷のような布の真ん中に穴が開いているだけなんですが、いろんな着方ができる不思議な代物。演劇の舞台衣装をデザインされている方が考案したそうで、司会をしながら何通りも着方を変えてみました。たぶん誰も気づいてないけど(笑)。

午後は、去年からテーマにしている「福島の応援」について、「受け入れる」「守る」「暮らす」「未来に向けて」というお題で4名の方がリレートーク。1,2年で解決できる問題ではないので、継続的に自分たちができることを考えていこう、というメッセージが会場に届けられました。


他にもライブがあったり、子供たちの太鼓演奏があったりともりだくさん。15時半の閉会まで、おおいに盛り上がりました!ところで。会場で見つけた長蛇の列。何かと思いきや、ソフトクリーム屋さん。ぜんぜん、有機じゃないけど、汗ばむほどの陽気だったのでしかたがないか(苦笑)。私も食べたかった・・・。


番外編。会場の近くにバッティングセンターがあったので、帰りに家族全員で寄りました。ついつい3ゲームもしたのに、まともなヒットは2,3本。なっさけないなぁ。子供たちの方がよっぽどバットに当ててました。昔はもう少しまともに打てたんだけど。秘かにヤミレンしようかな!?温泉にも入って、最初の不安はどこへやら、楽しい1日となりました。