お次は視察旅行

家族旅行に続けて、私と三男は再生可能エネルギーの視察旅行に行って来ました。大好きな阿蘇をしょっちゅう離れるのは不本意ですが、冬の阿蘇(しかも古民家)は極寒なので、まぁいいか、という感じもします。

午前中には、村役場で3回目の「南阿蘇バイオマス協議会」を開催。オブザーバーや一般の方を入れると40名を越える参加者で、南阿蘇の今後を考えました。農業と観光業、商工業が一丸となって取り組まないと!という、素晴らしい発言も委員さんから出たし、まずは目に見える小さな取り組みを来年度からしよう、という積極的な意見もあって、とても充実した協議会でした。

話はすこしそれますが、南阿蘇バイオマス協議会のメンバーは美女が多いんです!彼女たちのことを、エネルギービジョンとかけて「エネビジョ」と呼ぶことにしました。再生可能エネルギーを広める美女たち、の略です。女の私から見ても惚れ惚れするほど美しい。彼女たちに会いたいという不純な動機でもいいので、参加者が増えるといいな、と(笑)

午後からは視察。まずは県内にある、生ゴミと家畜糞尿を原料としたバイオガスプラントを見学。良質の堆肥と液肥ができるそうで、農家にも好評とのことでした。残念ながらスマホの電池が切れてしまい、写真がとれませんでした。

夕方、久留米に移動して宿泊。夜はもちろん懇親会。熊本県庁から、担当課の課長さん本人が来て下さり、県としても南阿蘇のプロジェクトにとても期待している、とおっしゃって下さりました。

翌朝は早めに出発して、福岡県大木町へ移動。まずは生ゴミの回収現場から見学しました。市民にとってみれば、分別の手間が増えるのに、異物の混入も少なく、とても熱心に分別されているそう。そのカラクリは、異物がない地区には、それが何回か続くと温泉券や地域通貨が配られるんですって。なーるほど。

集めた生ゴミは、町の中心にあるバイオガスプラントで発酵させて発電。発酵後に残った液肥と呼ばれる残さは、有機肥料として町内の住民には無料で提供されています。安い料金で散布サービスもあり、家庭菜園から本業の農家さんまで、幅広い層に利用されているそうです。肥料代が浮くので、数年後には新車が買えた農家さんもいるとか。これは説得力ありですね。

その液肥を使ってできた有機野菜をふんだんに使った豊富なメニューがバイキングで食べられるレストランがプラントの横にあり、平日なのにほぼ満席!ゴミ処理施設ではなく、町の中心にある資源循環施設です、と誇らしげに役場の方がおっしゃっていたのが印象的でした。素晴らしい取り組みを見せて頂きました。

阿蘇でも、こんな地域ぐるみの取り組みができるようになればいいな。南阿蘇では、ススキも資源にして、草原を守ることにもつなげたいな。いろんな夢を持ち帰って来ました。説明を聞いている間に、思う存分お絵描きをしたさんちゃん。ぐずることもなく、本当にお利口さんにしていてくれました。帰宅後、「生ゴミとうんちで電気ができるんだって」、とお兄ちゃんたちに報告。英才教育にもなったかな!?