初の母娘共演

投稿が遅れがちですが…。

ちょうど1週間前に、南阿蘇村でバイオマスセミナーと協議会を開催しました。今年度最後の企画です。午前中、「南阿蘇村でバイオマスエネルギーを事業化するには、来年度どんなことに取り組もうか」という話を協議会で行いました。年度末だったこともあって、これまでで一番参加者が少ない協議会でしたが、それだけに活発な意見交換ができたように思います。夏休みのイベントや秋祭りを利用して、バイオマスエネルギーについてどんどん村民の皆さんに知っていただきたいと思っています。再生可能なエネルギーの分野では世界的に有名な飯田哲也さんが飛び入り参加してくださり、「再生可能なエネルギーは加速度的に増えることでしょう。南阿蘇がぜひモデルになってください」とあついエールを頂きました。


午後は、木質バイオマスセミナー。タイトルは、「使って守る南阿蘇の山と村」。専門の違う4人の講師に来ていただきました。


1.鈴木 仁氏(パシフィックコンサルタンツ社、森林情報士)「土砂崩れの危険個所を見つけて適切な対策を!」

2.丹羽 健司氏(木の駅プロジェクト仕掛け人)「山から村へ木を運ぶ…木の駅プロジェクトの取り組み」

3.吉田 紗栄子氏(NPO法人高齢社会の住まいを作る会代表、一級建築士)「間伐材を使って快適な自分の居場所づくり」

4.中坊 真氏(NPO法人九州バイオマスフォーラム事務局長)「木で沸かす、木で暖める」


どれもとても中身が濃く、また、ストーリーとして「山を守るために危ないところの木を切り→それを山から運び出し→建材として使い→エネルギー資源としても使う」という、川上から川下までを網羅していたので、とても面白かったです。それで、1人目の講師・鈴木さんは私の大学の先輩。3人目の講師・吉田紗栄子さんは、私の母!というわけで、母娘共演だったのです。50名を越える参加者が集まり、充実した会になりました。来年度も、また面白い企画をしていきたいと思いますので、機会があったらぜひお越しください!