春の訪れ

さぁ、いよいよ農繁期。昨秋からの農閑期は、ほとんど休みなしで多忙を極めていましたが、そろそろ腰を落ち着けて今年のコメ作りに取り組む季節。桜の開花時期に近づくと、桜を見ている暇なんてないほど忙しくなるのが常。それでも、こうして元気に春を迎えられたことが何よりうれしいです。暖かくなって、外でおやつを食べる三人。見ざる聞かざる言わざるのおサルさんみたい(笑)


まずは水路の整備から。水路にたまった泥をスコップで掘り出す作業で、たぶん1年で一番体力的にきつい。冬になまった体をいきなり酷使するので、筋肉痛はもちろん、下手すればぎっくり腰なんかもキケン。去年もこの時期に研修生がいたのですが、今年も来てくれました!24歳の就農希望者。体力も気力も十分にあって、本当に助かりました。

お次は土手の草焼き。しばらく雨が降っていなかったので、豪快に燃えました。ちょうど東京からフラリと遊びに来たお客さんがいて、その迫力に圧倒されていました。


雨の日は、種もみの準備。モミとワラをつないでいたヒョロっとした部分を機械で取ります。別に生育上の害があるわけじゃないんですが、機械で種まきをする時、機械に引っかかってしまうのです。ミキサーのような機械にちょっとずつ種もみを入れて、摩擦で取れたら取り出す、という地味な作業です。1週間ずつ体験研修に来ている2人目の研修生さんが手伝ってくれました。

田んぼに入れる有機肥料も届きました。菜種油の搾りかすと、鶏糞。これを全部田んぼに運んで、撒いて、混ぜる、という一連の作業がじきに始まります。


冬の間はあちこち飛び回っている内容の記事が多かったですが、これからは農作業の様子をお知らせしていきたいと思います。お楽しみに。