イベント準備、着々と

いよいよ今日から11月。そして、本日からイベントが始まります。


第一弾は、前夜祭として、映画の上映会。普段は農機具を置いている倉庫を映画館にします。「よみがえりのレシピ」という、山形の伝統野菜を復活させた料理人さんのドキュメンタリー映画。遺伝子組み換えなどの流れで、種に関する権利が脅かされようとしている昨今、ぜひみんなでみたい映画だなと思って選びました。


場所:岸野堀渡営農組合倉庫。南阿蘇村河陰「貸別荘ふなざし」上
時間:午後 6:00〜7:45
  
会場は倉庫の中になります。少し寒いかも?
午後5時半から受け付け開始。入場無料
寒さ対策とトイレ対策、あればライトと座布団を・・・・?


そして明日と明後日は、村の文化祭に出店。長陽体育館というところです。

「手しごと今昔」というタイトルで、先日おじいさんたちに教わったしめ縄づくりの映像を流したり、ポン菓子の実演をします。
ロケットストーブに入れる枝や紙を持ってきてれると、引き換えに温かい飲み物をお渡しします。ぜひお越しください。

プログラムはこちらから。↓
http://www.vill.minamiaso.lg.jp/uploaded/attachment/1513.pdf



4日(祝),5日(月)は、いよいよ田んぼで「こづみカフェ」。今年で3回目になります。

カフェだけどカフェじゃなない。
地域のおじいさんやおばあさんの知恵と技を引き継ぎつつ、
それに新しい価値や楽しみ方を見出す取り組みです。

ワラを干しておくための「こづみ」をシンボルとし、昔は必要だったからつくっていたこづみがシンボルです。


それに向けて、ワラを乾かしたり、こづみもどき?を作ったり、ピタパンをせっせと焼いたりしております。こちらもぜひお越しくださいね!4日の15時すぎから、地元のRKKラジオも来てくれます。よろしくお願いしまーす。




それにしても、ワラを束ねたり積み上げたりする作業は、現代的には、はっきり言って必要のない作業なんです。でもね、先人が残した技のすごさもさることながら、秋の風景として最高なんですよ。ワラを乾かしたり積んだりしている過程が。


昔は縄やワラジなど、暮らしの中でワラを使っていたので、 ワラを腐らせずに保管する方法として「こづみ」があったのです。そのこづみを作る過程でワラを束ねて立てていた。今では、ワラ=家畜のえさ。有畜農家のほとんどがトラクターでワラを集めてロールにします。


必要ないのに、決して楽ではない作業を続けていくには、この「風景」がお金を生むか、新しいワラの需要ができるかだと思うのですが、どなたか良い知恵はないでしょうか…?