と、思いきや次のビッグイベント

「農村のエネルギー自給をするための仕組み」を誕生させた、ゲッティンゲン大学(ドイツ)のマリアンネ教授を阿蘇にお呼びしました。


講演の前に地元の小学校を訪問したら、先生方が全校生徒を集めて待っててくれました。話だけじゃ分かりにくいかも、と思って、ロケットストーブと発電鍋も持っていったら、思った通りのリアクション。子供たちは小枝を集めてはストーブに突っ込み、発電に協力してくれました。目の前で起きている不思議なできごと(枝を入れると電気ができる)にびっくりする子供たちの素直な反応が可愛かった〜♪


間髪をいれずに、本番の講演会。平日の午後で、人が集まるか心配でしたが、熱心な参加者が40名ほど来て下さいました!


村にある資源で、村で必要なエネルギーをつくるにはどうすればいいの?
環境先進国と言われるドイツでさえ、研究者たちが考えた仕組みを実現するのに3、4年の歳月がかかったとのこと。技術は複雑ではなくても、住民自身のプロジェクトとして進めるためにはそれなりの時間がかかるのです。

マリアンネさんが繰り返し強調していたのは、「日本の農村には再生可能なエネルギーで自給できる可能性がある!」というメッセージ。その通りだと思います。あとは私たちがどれだけ本気になれるかにかかっていると言っても過言ではありません。


でも、南阿蘇だってすでに夢に向かって動き始めているのです。県の担当者さんもびっくりするほど皆さん熱心で、講演をしてくれたマリアンネ教授も、「こんなにたくさんの質問を受けたのは初めて」ですって。すばらしい!

夜は、軽食を用意した住民の集まりで、こちらも20名ほどの参加がありました。車座になって、マリアンネさんと話をしたことで、「何から始めればいいかが分かった」とか、「やれることからやろう」という、非常に前向きな感想を皆さんから聞くことができました。これまた素晴らしい!!少しずつ動き始めていた南阿蘇の取り組みが、加速度的に進むことを期待してやみません。もちろん、そのためにできることは最大限、やっていきます!


マリアンネ教授を連れて、県南の八代に向かう途中、休憩がてら立ち寄った霊台橋。石橋好きとしてはたまりません。ヨーロッパ人の目にも新鮮に映ったようでした。


2時間を超える八代の花火競技大会で打ち上げ花火は、1万3千発。見応えある、というより、感動的でした。でも、帰りの渋滞がすごかった(°Д°)