再生可能なエネルギー三昧

この前の投稿も、再生可能なエネルギーのネタでしたが、この2週間ほどで、このネタが一気に濃くなりました。続けてすみません。ご興味のある方に向けて発信します。


29日には「評価委員会」があり、南阿蘇の住民たちで話した結果を専門家の皆様に評価して頂きました。夢物語かと思っていたプランが、いろんな制度を使うともしかしてもしかすると可能になるかも!?という嬉しい評価をいただき、今後さらに具体的な検討をして下さるとのことでした。



翌30日には東京で、農家女性のネットワークである「NPO法人田舎のヒロインわくわくネットワーク」の理事会に出席。長い会議の結果、役員の世代交代を期に、次なる目標が決定しました。「農村で食べ物もエネルギーもつくる時代」に向けて、女性農家たちが動き出します♪中央の男性を挟んで、右が今の役員、左が次の役員(候補)です。


一気に社会が変わるわけじゃないけど、一人よりもみんなで動けば、少しずつでも変わっていくはず。これだけ言ってるからには、結果につなげたいので、皆さん、いろんな形でサポートお願いいたしますm(__)m


そんなホットなニュースを携えて、31日からは福島で開催された国際会議に出席。テーマはもちろん、再生可能なエネルギーで、「コミュニティーパワー国際会議」という会議でした。


まずは会議に先立ち、被災地の視察とタウンミーティング

20キロ圏内では除染や瓦礫の撤去がやっと始まったとのことで、言葉も出ません。津波だけだったら、こんな事にはならなかったのに…。


起きてしまったことは仕方ない。でも繰り返さないために、やれることをやるのが大人の責任だと思っています。

津波で流された集落の跡地にできたソーラーアグリパークを視察。太陽光でつくった電気で、ドームのなかで野菜を栽培してました。


南相馬で開かれたタウンミーティングの〆は、中学生たちからのメッセージ。彼らは去年、オーストラリア初の市民出資による風力発電を見に行ったのだそうです。


「自分たちの未来を変えるのは自分たち。自分たちが味わった辛い思いを、次の世代には味わわせたくない。だから自らの手で、再生可能なエネルギーを推進します」というメッセージを受けて、身の引き締まる思いがしました。


2月1,2日に開催された会議は、本当にあつかった…。

エネルギーと地域力を取り戻すことを目指している人や団体が日本各地から集合した会議でしたから。一筋縄ではいかないことばかりですが、自分の地域の事は自分たちで解決しようと思って日々努力している人が持っている前向きの「エネルギー」は本当にすごいと思いました。実際に取り組んでいる人が全員ステージにのったら、こんなにいっぱいになり、海外からのゲストも圧倒されていました。


100%再生可能なエネルギーで島の電気と熱を生み出しているサムソー島(右、デンマーク)のソーレンと、そういう事を目指す地域の世界的なネットワークを作っているシュテファン(左、ドイツ)。


日本の農家女性が、各地でエネルギーの自給に取り組み始めるよ!とお話ししたら、「全力で応援する」という心強いエールと笑顔を頂きました(^o^)v 無理してでも行った甲斐がありました♪


福島が原発から得たと言われる利益が約3000億円。
原発の恩恵を受けてこなかった飯館村の除染に必要な見積額が約3000億円。
福島県全体で年間に使っている光熱費が約3000億円で、それは全て県外に出ている。


3000億円もあったら、バイオマスエネルギーのプラントが例え10億かかったとしても、300基も作れるのになぁ。10億もかからないけど。


むちゃぶりされて、通訳としても登壇(^_^;)
突然なので緊張したけど、デンマークの小さな島を「再生可能なエネルギー の島」に変身させたソーレンさんの言葉を通訳できたのは光栄でした♪


うちに帰っても国際会議♪

留守中にドイツから友人一家が到着していて、3週間の予定で滞在します。4日ぶりの我が家では、家族とも、2年ぶりの友人たちとも、話すことがいっぱい\(^o^)/ 楽しみです。