人生の転機となりそうな今年の3・11、3・12でした

月曜日から阿蘇を離れています。秋田で「エネルギーカフェ」なるイベントで「農家が語るエネルギーの話」をさせて頂いた後、火曜日から東京。


これまでローカルな動きとして「できる範囲で」取り組んできたことが、全国的に広がって、そして「私もやってる」「僕もやりたい」というたくさんの方々と「よし、じゃぁ一緒に同じゴールを目指しましょう!」と手を組んだのが3・11、3・12でした。


3・11には、「全国ご当地エネルギー協会(仮称)」の発起人総会が衆議院議員会館にて開かれました。発起人は50人弱。総会の後、記者会見がありました。


私は九州地区の幹事ですが、一緒に写っているのは四国の幹事さん。9電力の管轄に合わせて、地区ごとの幹事がいる中で、女性が過半数以上。元気いっぱいです。



全国各地でこれだけエネルギーを生み出そうとしている人たちがいる、という事実をたくさんの方に知って頂けたと思います。
あれだけの被害を出した原発が再稼動しかねかない中で、なくても大丈夫な社会にしようとしている人たちが団結して大きな一歩を踏み出しました。や、る、ぞ〜っ!


そして翌3・12。

「農家の女性が食べ物もエネルギーも作る社会を目指します!」という宣言をしました。農家女性のNPO法人「田舎のヒロインズ」が設立後20年を経て再スタートを切る、という内容の記者会見。マスコミ関係17社に来て頂いて、大変な盛況ぶりでした。記者会見なんてやったことないのに、2日連続。しかも2日目は自分たちで呼びかけ文から作る、ということで、どれくらいの方に来てもらえるか分からなかったのですが、大成功と言っていいと思います。


会見にのぞんだ新執行部(理事長、副理事長2人)には、モンベル社さんが、衣装提供をしてくれました。農家女性のイメージを明るくしたい私たちにとっても、モンベル社さんにとってもいい宣伝になったと思います。



現代社会で人間が生きていくのに必要なのは衣食住に加えてエネルギー。
私たち農家はその「生産者」なのですが、エネルギーについても食についても、作る側だけじゃなくて使う側の意識や行動が大きな意味を持つので、生産者だけではどうにもできないことばかり。そんな中、消費者の(つまりこの国で暮らしている)皆さんも一緒に同じゴールを目指したいね、という合意ができつつあるのです。そんな二日間でした。


食とエネルギーの地産地消。そう、これでしょ!
ローカルで作ってローカルで使う。
それが一番旨くて、安心。


最後に、直前のご案内ではあるのですが、本日(3/14)、午後から公開シンポジウムに参加します。同じような趣旨です。いやぁ、世の中、変わり始めてますよね・・・って気がするんです。たとえそれがメジャーではなくとも、「マイノリティー」でもない。いいね、いいね、とニヤニヤしている次第です。

ご都合がつけば、シンポジウムもぜひご参加ください。

エネルギー持続性フォーラム 第9回公開シンポジウム
再生可能エネルギー導入が農村地域をどう変えるか?」
開催日時:2014年 3月 14日(金)13:00〜17:30
会場:丸ビルホール(東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビル7階)