怒涛の3月が終了

3月はなんと半分、東京にいました。絶対、何かがおかしい。農家なんだけどな…。4月からは農家らしく阿蘇にいまーす。(予定です(笑))

最後の東京出張は、「全国廃校フォーラム」と「中山間フォーラム」。
どちらの催しも盛況でした。そういうネタで人が集まる時代になったのですね。


まずは、全国廃校フォーラム。統廃合によって空き校舎となった施設を、いろんな形で活用している全国の取り組みがたくさん紹介されました。日本人の「学び好き」は、世界的に見ても珍しい部類だと思っています。
かつての寺小屋に代わる「学びの場」が廃校なのかもしれません。廃校にさせないことが 第一ですが、やむを得ず廃校になっても、これだけ可能性があることを見せつけられた1日でした♪


右から。


今回のイベントに私を呼んでくれた沖縄在住のこばさん。寅さん並みに全国を行脚して、地域発プロジェクトに火をつけまくってる人。


半農半X」の提唱者、塩見さん。いやぁ、お話おもしろかった。うちの話かと思ったけど(笑) また改めて投稿します。「人としての2大問題は、何を食べていくかということと、どう生きるかということ。それが半農半X。」だそうです。


農文協という出版社の甲斐さん。「青年帰農」という特集で塩見さんを、「若者はなぜ農村に向かうか」特集で私たち夫妻を世の中に初めて紹介して下さった方です。


参加費が5千円もするのに、満員御礼でした。10時から17時、そのあと懇親会までの長丁場でたが、塩見さんにお会いできたので、行って良かったです。「半農半X」は、台湾や韓国、中国でも翻訳されているそうです。地方が面白くなる前兆ですね。


「半農半X」軍手をお土産に頂きました(^-^)v わーい。


私は3泊の滞在で、子供たちはそのまま東京に居残り。滞在中に、母の誕生日もお祝いできたし、親友と赤ちゃんにも会えたし、隠れ家のような割烹料理屋さんにも行けて、楽しみました。


1品1品、丁寧に、でもシンプルに作られたお料理を出す「栩翁S(クオウエス)」の重嶋さんは、いま発売中の婦人画報でも大きく紹介されている人気の料理人さん。食材の良さを心底大事にされる料理人さんと出会えたことも嬉しかったです。12席しかないので、要予約ですが、とーってもお勧めです。朝ごはんもされているそうです。写真は婦人画報を持っている重嶋さん。


怒涛の3月の締めくくりは、胸躍るようなオープンエア会議@東大駒場キャンパス。


今回の滞在で突きつけられた「我々は何を後世に遺すのか。金か事業か思想か」という問いに、選択肢にはない答えを思いつきました。遺したいのは「人」。哲学の先生とお話ししたから、哲学っぽい発想が生まれたのかもしれません。何はともあれ、人がいないと始まらない。また双子でも授からないかな…って、そーいうことではないのですが(笑)人は資源。大切に!ですよね。



余談ですが、週末の終電が超満員な件。
それは決して、「日本のスタンダード」ではありません。都会には都会の良さがあることもわかっています。でも、地方の良さが正当な評価を受けつつあることも事実。お互いがお互いの良さを認めあって、どっちもあってのニッポンだということを、誰もが当たり前に理解する日を夢見て、地方からの発信を続けていきたいと思いますp(^-^)q