強力な助っ人外国人登場

先週、イスラエルから「福岡正信さんの本を読んで、農業の勉強がしたくなった」というローマンくんがやってきました。福岡さんの教え通りの農業はしていませんが、しばらく我が家に滞在して、農作業を手伝ってくれるそうです。

詳しくご紹介します。イスラエル出身のロシア人、ローマンくん、24歳。
趣味は、写真、音楽(ギターと歌)、フリスビー、スケートボード
特技は、マッサージ(スポーツトレーナー)、ジャグリング。
目下の目標は、半農半Xによる、環境に優しい生き方を模索すること。


とにかくよく気がつき、何にでも興味をしめし、
自分なりの工夫をしながらよく働きます。
日本語を優しく教えてくれる彼女(じゃなくてもいいけど)募集中だそう。


雨の日はギターの弾き語りをしたり、


ジャグリング教室をしたり。


今日も男手が7人(うち大人は3人)もいたので、力仕事がはかどった〜♪椎茸菌を埋め込んだクヌギを井桁に組んで、休ませます。ローマン、すごい力なのはいいけど、そこ、邪魔…(笑) お隣さんの子も来て、春休み最後の賑やかな午後でした。



到着した翌日からガンガンお仕事をしてくれているのですが、水が湧き出る田んぼで、水が湧く様子を不思議そうに眺めるローマンくん。レモンなどの柑橘類の栽培が盛んだという国から来ているので、無理もありません。効率から考えたら最悪の条件の田んぼなのですが、絶滅が危ぶまれているアカハライモリがたくさん棲んでいます。こんなところでとれるお米は、経済価値だけじゃ語れないよなぁ…と思うのは私だけでしょうか。


我が家の研修生・クンシくんとルームシェアをすることになった彼は、夜な夜な2人で英語のテレビ番組をYouTubeで見ているとのこと。素晴らしい!!



TPPが現実問題として目の前にある中で、生産者が自分の言葉で
海外の相手にも伝えられるようになることが大切なんじゃないかと思っている今日この頃。

なるべく否定的な事は投稿しないようにしているのですが、
ローマンくんが到着した時、研修生くんの英語力の低さに愕然としました。
でも、彼のような真面目な青年が、中学から大学まで10年間も英語教育を受けているのに全くしゃべれないというのは、本人のせいではないと思うのです。
別に英語をしゃべれるかどうか自体はそれほど大きな問題ではないですが、10年間も教えた相手が喋れるようにならないというのは、
しかもそういう人が大半であることを考えると、教え方に問題があると思うのです。

私は中学生の時、英語の成績が10段階で2。
勉強より部活のために生きていた私は、このまま高校に行っても
ぜったい喋れるようにはならないことを悟り、両親を拝み倒して1年間のイギリス留学に行かせてもらったのです。

私は一人っ子だったし、共働きだったのでラッキーにも行かせてもらえましたが、留学しないとしゃべれないなんて、そんなのおかしい。
なんとか、普通の教育を受けて、少なくともちょっとした日常会話は躊躇なくできるようにならないかなぁ。
きっと多くの人が同じことを思っているのでしょうが。



何はともあれ、今年の上半期、面白い事になりそうです。