田植え機終了、残すは手植え

リトルファーマーさんたろうお気に入りの仕事が、機械で植えた後の補植。機械の出入り口や隅っこの植わってないところを手で植えていきます。横についておかないと、やり直すハメになるので、割と迷惑なんですが、本人はルンルンです。


「腰まげておくの、キツイよね〜」
やめていいんだけど。
「いやいや、お母さん1人じゃ大変だからさ」
お気持ちは嬉しいけど、むしろその方がはかどるんだよね…
「今日は風が強いね〜」
風邪ひくからもうやめれば?
「平気、ボク丈夫だから」
…それは知ってる。
早く飽きてくれないかなぁ(^_^;)
楽しいのは何よりなんだけどね。


やっと植えるのに飽きてくれた少年は、今度は苗屋さん。なくなりそうになると持ってきてくれる。これは助かる♪



田植えが無事に終わったので、研修生クンシくんに「何でも食べたいもの言って」と聞いたら「あんパン」って(^_^;)いや、お昼ご飯に食べれるもん、って言ったら、「お好み焼き」って(^_^;) ほんとに欲のない、奇特な青年なんです、はい。
ということで、ランチにはお好み焼き。おやつには特別大きくてアンコがいっぱい入ったあんパンを作りました。うまくできて良かった。


その日の晩は棚田で打ち上げバーベキュー。驚くほど美味しくて、驚くほど美しかった。これは…農家の特権ですね(^^)v 今年の田植えは、皆のおかげで本当に順調でした。美味しいお米ができますように!



田植えが終わったので、苗箱の洗浄作業をしている横で、義祖母が隣のおばあちゃんから散髪してもらってる。

5才から85才が集う中庭。なんか、いいです♪





それはそうと、田舎で暮らすようになって変わったこと。カエルとお墓が怖くなくなりました。

ヘビやトカゲは平気なのになぜかカエルが苦手だったのですが、そんなこと言ってたら米農家はやってられない。ハンパない数のカエルがいますから。可愛いとまでは思いませんが、共存してます。

それからお墓。霊感が強い訳でもないのに苦手でしたが、知ってる人ばかりのご先祖様だと思うと、むしろ守ってもらってる気がして、苦手どころか、すすんで行く場所になりました。

最初からそんな環境で育ってる子供たちはカエルもお墓も抵抗なし。田んぼの見回りをするサンタの黄色いレインコートがよく映えます♪



昨日(日曜日)は、居酒屋甲子園から派生した酒好きのためのイベント、居酒屋大サーカスにゲストで呼ばれました。47都道府県から美味しいお酒とおつまみが揃った豪華なイベントで、なんとステージ上でも米焼酎・「しろ」が薄めていないロックで出てくるというハチャメチャぶりでした。



みんなが飲んだくれてる中で、真面目に農業とか食の話をしろと言われても、それは土台、ムリというもの。「しろ」を排出している白岳という会社の社長さんやら、酒好きの副知事やら、熊本一の有名人・英太郎さんやらと一緒に、ステージ上で薄めてないロックを飲みながら「居酒屋論議」に花が咲きました。よい思い出になったような、ほろ酔いで覚えてないような(笑)とにもかくにも、老若男女が一堂に会して酔っぱらってる素晴らしいイベントで、これから全国もちまわりで開催するそうです。熊本は栄光の初開催(^^)v個人的には、広島の牡蠣と新潟の日本酒「朝日山」がヒットでした。お土産には、同じく新潟産の、牛と豚と鶏と米が入ったコロッケを買って帰りました。



ところが最後にハプニング。
最寄り駅からタクシーで帰宅し、「あ、もうここでいいです」と爽やかに?道端でタクシーを降りた後、タクシーが去るのを待ってから歩き出したらズボッ。なんと田んぼに落ちた(*_*)

絹の着物ではなく仲居さん風に綿の着物だったことがせめてもの救い。起きていた子供たちにもひとしきり笑われました。いやぁ、絵に描いたような酔っぱらいだったんでしょうね(^_^;)楽しく美味しいイベントでした。