40代に突入しました

不惑にはほど遠いですが、40代に突入しました。


誕生日の日には、父に40年もののワインを、母に薔薇40本をお届け。我ながら親孝行な娘ですが(笑)いま、私がこうして元気で充実した日々を送れるのも、何はさておき両親のおかげ。自分が親になってみて、親の苦労や有り難みを実感できるようになりました。


当の本人は、午前中こそサボりったものの、午後からはいつも通り農作業をし、ふいの来客を迎え、夕方まで作業して、慌ててお風呂に入り、特別なご馳走でもない夕飯を作って、安ワインを開けました。家族全員で食べるかと思いきや、次男は何かに熱中して後からご飯。唯一のプレゼントは三男がくれた野花と家族で行ったホタル狩りでした。でもこんな普通の1日が何よりの贈り物だと心から思えるとの幸せ。あれ、めでたいっていうのかなぁ?



当日はこんな感じでしたが、実は前日に「とことん飲むぞ!」の夜遊びに行かせてもらいました。


世界農業遺産の認定を目指そう、と言い出したシェフ・宮本けんしんを追ったドキュメンタリー番組が、農業ジャーナリスト賞を受賞。その番組を制作したディレクターさんのお祝いと、2日違いで誕生日のけんしんさん、そして県知事から功績をたたえる「蒲島グランプリ」を受賞した世界農業遺産の担当者さん、農産物加工品でやはりグランプリを受賞した阿蘇の若手農家。お祝いするネタがこんなにいっぱいだったので、よし、とことん飲むぞ!というワケでした。



日が変わった瞬間に、ケーキをもらってワーイ!!



世界農業遺産をどうやって次の世代に受け渡していくかはまだこれからの話ですが、認定に向けて寝る時間を削って頑張った面々による、1年ごしの打ち上げでもありました。当然、じゃっかん飲みすぎましたが、カラオケで歌ったのは多分、妊娠以来の9年ぶりです。楽しかった〜。


誕生日が目前に迫った先週末に子供たちが「これ空けていい?」と持ってきたのは、私が小学校の時に作ったタイムカプセル。子供たちと同じ3年生の時に作ったと思い込んでいたのと、誕生日が近かったので、いいよ、と言いました。



 

空けてみると、実際には、6年生の時に作ったものでした。それもそうね、卒業の思い出だ(^_^;)今でも仲がいい友人たちからの手紙や、当時好きだった男の子からの手紙、そして入院中だった母からの手紙。同じ病院で生まれたドイツの男の子からもらった木のおもちゃや、片目だけ墨いれしたダルマ、等々…。

当時どんなお願い事をしたのか覚えてないけど、宝物のような家族に囲まれ、世界から一目置かれるような場所に住み、充実した日々を送る中で迎える40歳の私は、12才だった私が想像していた以上にいい人生を送ってるんじゃないかな。


話しは変わりますが、息子たちが通う小学校で、昔、籍を置いていた東京農大の先生や学生さんが環境教育(草原学習)を企画中です。まずは下見がてら、3,4年生の社会の授業にご案内しました。3年生の課題は「南阿蘇村はどんな様子なのかを考えよう」。農大の先生が提案しようとしていることにピッタリ!学校側の年間計画にうまく乗せられたようです。子供たちに対する大人としての責任。いろんな形で果たしていきたいと思っていますが、田舎でいい教育を受けるようにできることは、力を入れていることの1つです。だからとっても楽しみです。



休み時間に開かれた全校集会では「6月生まれの人は前に出て」と言われて、私にまで歌を歌ってもらいました♪


私をいつも温かく見てくれている全ての皆さんに心から御礼申し上げます。この小さくて大きな幸せの恩返しをするべく、そして大人としての責任を果たすべく、できる範囲で努力を続けるつもりです。今後ともご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い致しますm(_ _)m