ちょっとご無沙汰しました(盛りだくさん投稿です)

1週間に一度くらいは更新しようと思っている百笑日記ですが、忙しさにかまけて2週間ぶりくらいになってしまいました。とにかく毎日盛り沢山なので、かいつまんでもけっこうな長さになるかもです。ご興味があって、お時間のある方はご一読くださーい。



台風8号による被害は幸いにも全くありませんでした。ご心配頂いた皆さん、ありがとうございましたっ! 沖縄や九州一部で被害を受けた方には、心からお見舞い申し上げますm(_ _)m


台風の直撃が予測されていたので、前の日から休校・休園が決まった子供たちが、たいした雨でもなかったので終日家の中にいたので、家の中が台風の後みたいに…。あまりに一生懸命、工作しているので何作ってるの?と聞いたら、「吹き矢」との答えには思わず笑ってしまいましたが、あまりの散らかしぶりにお母さん雷が落ちました。




せっせと片付けた後は、久しぶりに焼いたケーキでのおやつタイム。国産の無農薬レモンを使った米粉シフォンに自家製アイスを添えました。飾りはミント。阿蘇産の紅茶にもミントをたっぷり入れて。


…と書くと優雅に聞こえますが、モンスターズの辞書にそんな言葉があるはずもなく。手で掴むな、皿なめるな、人のとるな!まぁでも幸せそうに食べてくれたからいっか(笑)




台風騒動のさなかに嬉し恥ずかし初体験。
40歳にもなるとチラホラと目立つものが出てきまして…。初めてヘナ染めというのをやってもらいました。女性は頭皮と子宮が直結してるのだそう。天然色素でデトックス作用もあるというヘナを使った毛染めは、半農半美容師を目指すショーリによる「南阿蘇限定価格」の2千円!しかも自宅で。え、いいな、ズルい!という方は、南阿蘇村民になって下さい(^_-)-☆



2週間の間に、お米の精米作業もありました。おあしす米は、南阿蘇村の20軒の農家で作っています。それぞれのお米は混ぜないで、栽培から販売まで各農家が責任を持って手掛け、精米の機械や栽培方法などを共有しています。収穫後の保管は農協の倉庫に置かせてもらっているのですが、だいぶスカスカになってきました。収穫まであと約2ヶ月。去年とれたお米については、あと1回の発送を残すのみ。無事に穫れるといいな!


幼稚園から帰宅→発送の準備。
田んぼの仕事も、インドアの仕事もこなすスーパー6歳児。
お母さん遅い、とプレッシャーを受けながら作業しました(^_^;) 幼少期に充分やったから、という理由で、彼は跡を継がない気がします(笑)



今でこそお取り寄せは当たり前ですが、23年も前に、無農薬で作って産直で作ろう、と先駆的な取り組みを始めた当時の若手農家20人には心から敬意を表します。私たちが初の二世代目ですが、その後、3人の後継者が就農。美味しいお米を作れる農家のチームでいつづけたいですo(^-^)o



精米作業の準備に加え、イノシシの被害が年々ひどくなっているので、電柵を張る作業もしました。

耕作放棄されていた棚田を借り受けた昨日の美容師くんも作物を守るために参加。研修生クンシも、パートのなっちゃんも、隣り合わせの田んぼを持ってるおじさん、おばさんも、みんな一緒にやりました。みんなでやるとさすがに早い!



精米が終わると、19〜20日の3日間、4町村での世界農業遺産についての意見交換会を開きました。どこの自治体でも盛り上がりました(^_^)v内容については次回にでも。最終日の昨日はお隣の高森町で開催したら、なんと町長さんまで参加してくれました(写真真ん中)\(^o^)/隣町ながらここに首長さんが出てくることにアッパレ!あか牛農家が多かったので、「肉」Tシャツを着ていきました(笑)あか牛が売れてこそ、阿蘇の草原が守られるというものです。私見ですが。夢ある若手農家のみんな、かっこよかった!



そんなわけで、阿蘇郡の中にはいたのですが、そして阿蘇の将来に多少なりたも役に立つだろう仕事はしていたのですが、農作業に穴を空けたという罪悪感はどうしても拭えず、意見交換会から帰宅したら、間髪入れずに草切り作業中。ふと顔を上げたら、天神さんの真ん中に夕陽が見えて、ご褒美をもらった気分でした\(^o^)/


もう1つ、ご褒美というか、感動的だったのは、ホタル。ヘイケボタルが乱舞していたのです!田んぼの中でピカピカ、キラキラ。こんなところで育つ子供たちの姿をみて、思わず涙ぐんでしまいました。これが当たり前と思ってるなんて、なんて贅沢な!この子たちの子供たちも、こんな美しい場所に住めたらいいなと思います。


自然環境だけじゃありません。お年寄りの技や知恵に触れられるのも田舎暮らしの醍醐味。天神さんのお祭りに先立って、近所のおじいさんたちがしめ縄づくりをするというので、見学に行きました。黙々としめ縄をなうお爺さんの姿をみて、周りに集まってきた子供たちもいつになく無口。男の教え方、って感じで、またまた涙ぐんでしまうような光景でした。
約一時間後に立派なしめ縄が完成し、子供たちは完成を待たずにお宮さんの木に登って行ったのであります。美しい夏の午前中でした。