夏休み!

3ラウンド目の草切り作業も終盤です。
キツイので後回しにしていた棚田の草も切りました。仕事の成果がめっちゃ分かりやすいのはいいけど、かなりハードです(^_^;)こういう草切りは、無農薬栽培じゃなくてもやらなきゃならないので、特に高齢者には大変!



お米の値段が1キロ600円以上なら、 米農家が専業でやっていけるという話を聞きました。我が家はそれを満たしているのでおかげさまで専業農家として暮らしていけてますが、日本人の平均的なお米の消費量は年間で約60キロ。600円/キロのお米を食べたとしても、年間で3万6千円。1日に換算したらなんと100円以下です!

無農薬だから他より高いと言っても、 1日100円以下。だったら、たとえ無農薬じゃなくても、それくらいは負担して頂いて、日本の米農家が農業を続けていけるようにしておかないと、何かの事情で輸入できない時に皆さん困るんじゃないかなぁ、と思うわけです。みんながみんな、棚田で作ってるわけではありませんが、普通に作るのだって、けっこうこんな風に労力がいるわけでして。そうやって作ったお米が、1日100円以下で売り買いされていることの方が、なんだかおかしい気がします。保険料の方が高いなんてねぇ。いざという時の保障のためなら、国産のお米が1日100円以下というのは、安くないですか?お米を作ることで、こんな田園風景も守っているのですから。



さらに、農家がいなくなったら、いろんな動植物の住み処や子供たちの学びの場がなくなってしまいます。先日、子供たちが朝から「田んぼの生き物採取」をしていました。準絶滅危惧種アカハライモリが群生しているため、田んぼの一部をビオトープ化している所で、田んぼの効率としては最悪ですが、こんな学習環境は他にないでしょう。夏休みの自由研究はこれでいいんじゃない?と言ったら、彼らにとっては何も珍しいことじゃないのだそうで却下されました(^_^;)



もちろん、田んぼで汚れた後は川にボチャンコースで、私もお供しました。


そうそう。約1週間前から、横浜に住む四年生の少年がファームステイに来ています。一年生の時に我が家の子供合宿に参加して以来、阿蘇の虜になっていて、夏前になると毎年「今年も行っていい?」と本人から電話がかかってきます。今年は8泊9日の予定で、意気揚々とやってきました。


畑で野球をしたり、サワガニやカブトムシを捕りに行ったり、あぜ道を練り歩いたり、作業中の私を眺めながら、畑でもいできたトマトを軽トラの荷台で食べたり。彼にとっては、ここが心のふるさとのようです。可愛いなぁ(^o^) 昨日からは熊本市内から親戚の男の子も参入。1泊で帰るつもりが「もう1日泊まりたい」とのことで、延泊してます(笑)




お昼前後は暑くて仕事にならないので、食事の後に家でデスクワークをしていたら、ある時から急に子供たちの声がしなくなりました。出来上がった集会の案内状をご近所さんに届けに行ったら、いた、いた。未来の球児たち。阿蘇に向かってかっとばせー!



夜は満点の星空。知人が家の前で撮った素晴らしい写真を最後にご紹介します。
CGじゃないです。すごいでしょ!