我が家の田んぼで「絶滅危惧種」が見つかりました!

お盆に、国の研究機関である「農業環境技術研究所」からお二人の研究者さんが来て下さいました。それぞれ生態系と地図づくりがご専門です。


彼らとの出会いは、NPO田舎のヒロインズが一昨年から始めた農業研修の受け入れ。同研究所の研究者さんを全国に点在している会員農家が1週間ほど受け入れています。それがご縁となって、今回は調査目的で来て下さったのです。ほんとに「縁」というのはありがたい!

再会を喜んだのも束の間、2人のプロたちはさっそく打合せ&調査を開始。


たまたま居合わせていた京大生2人が助手役をつとめました。なんてラッキーな学生さんたちなんでしょ。もちろん、それを傍目で見ているキッズたちも。





調査初日から、我が家の田んぼで2種類も絶滅危惧種が発見された!その記念すべき夜でしたに、京大生や国の研究者さんたちとバーベキューをしました。この空間に年齢差というものはなくて、子供も大人で、大人も子供。心地良かったです。国の第一人者である研究者さんにガチで話を聞いてもらってる大学4年生。特別な夏になっているのではないでしょうか。


調査期間中に我が家の田んぼで見つかった国レベルの絶滅危惧種は、オオアブノメとシャジクモ。そーいえば田んぼで見たことある気がします(笑)貴重なのね、知らなかった(^_^;)大切にしなければ!?


多いところでは、1メートル四方から20種を超える植物があったとのことでした。普通に農薬を使って栽培している田んぼには、稲を含めて3〜6種類しかなかったのと比べるとそのスゴさが分かります。

私は農薬を否定しません。草取りの大変さを知っているから。でも、農薬より草取りを選んだ我が家へのご褒美がこの多様性。調査の結果は、研究所に戻って解析して下さるそうで、楽しみです。


4日間に渡る調査が終わったのは終戦から69年たった終戦記念日。経済的には豊かになったはずなのに、自殺者の数も食べれる物を捨てている量も世界一の日本。生物や生き方の多様性をもっと大切することで、地球に、というよりも、自分たち自信に優しい社会になるはずなんだけどな。そんなことを思った終戦記念日でした。