稲刈り2014

すっかり更新をさぼっていましたが、稲刈りが始まっています。昨日から雨で少しお休みできたので、フェードアウトする前に更新します。


日照不足で非常に心配していたイネの出来ですが、滑り出しはそれほど悪くありません。今年は丈夫な苗づくりに成功したので、1本ずつの実りは悪くても、しっかりと分けつ(株が増えること)していたために、それなりの量が獲れたのかもしれません。とはいえ、棚田でつくったイネはイノシシの被害を受けて大きく減収。全部刈り取ってしまわないことには何とも言えないのですが、平均すると、例年より少し悪いかな、という程度だったら御の字というところです。

スタートからずっと曇天の中で稲刈り。私がリトルファーマーと呼んでいる三男は、予想通り(?)、幼稚園を自主休園。理由は「稲刈りするから」とのこと。自分がいないと稲刈りが始まらないと思っているようです。やっぱり彼は立派なファーマー。機械では刈りにくい四隅のイネは鎌で刈り、コンバインが到着すると当たり前のように乗り込む。助けになっているかどうかはともかく、その気概だけでも大したものです。


そんな彼のことを書いた記事が、「九州の食卓」という雑誌に載ります。私のことをおんぶする6歳児。老後もよろしくね(笑)


イネを刈り取りながらモミ(殻がついたままの米粒)を穂から外すのがコンバイン。見るたびにそのすごさに感心します。モミを外すことを「脱穀(だっこく)」と言うのですが、コンバインが登場する前は、まずイネを刈り、脱穀機とかせんばこきと呼ばれる機械でモミを外していたそうです。今はすべてコンバインまかせ。コンバインのタンクがいっぱいになったら、それをトラックなどに移し、ライスセンターと呼ばれる乾燥施設に運びます。そこで約1晩かけて水分調整し、殻をむくと玄米。30キロ入りの紙袋に詰めた状態で、ライスセンターから我が家に帰ってきます。うちの倉庫に運び込むときも三男が活躍。30キロの袋を動かすんです。将来は農家よりお相撲さんがいいかも!?


そして新米。甘みが若干たりないのは、お日様に当たっていないからでしょう。仕方ありません。でもモチモチっとした、しっとりとした、ピカピカの新米はやっぱり格別。う〜ん、ウマイ!


稲刈りしたら、すかさずワラ集め。ほとんどは、ロールにして牛のエサにするのですが、田んぼ数枚分は、ワラ細工やイベント用に手作業で束ねます。近所のお年寄りに習ったやり方で束ねるのですが、まだまだ年季が足りなくて不格好。でも続けていれば、年寄と呼ばれるようになるくらいまでにはきっとうまくなると思います。

稲刈りは続行中・・・なのですが、台風が接近中(涙)。無事にすべての収穫が終わりますように!