デンマークより帰国しました

道中でまとめた「総括」と番外編のご報告です。


デンマーク最後の夜に、牡蠣を頂きました。お洒落な盛り付けだけど、実が小さい…。もちろん美味しかったですが、日本のプリプリ牡蠣が恋しくなりました。

連日、2軒目やホテルの部屋で飲みニケーションがあるも、通訳で神経を使って疲れているし、翌日のことを考えると、いつも先に休ませてもらっていました。でももうお役目を終えたことだし、大人の皆さんと最後までご一緒したい!と思って二次会に参加したものの、皆さん、タフ過ぎ(*_*) 結局、最初に脱落してしまいました。再生可能エネルギーがらみの人の持つエネルギーがすごいってことが分かりました。そしてホントに再生可能(笑)翌日も皆さん元気だもん。最終日の夜は、皆さんのご主人や奥さんの話で盛りあがりました。これだけ活発な皆さん(自分も含めて)のパートナーさんたちには、何か共通点があるのでしょうか。何はともあれ、パートナーさんがいてこその再生可能なエネルギー、ということで、遠くからではありますが、日本にいるそれぞれのパートナーさんに感謝の気持ちをこめて、何度目かの乾杯をしました。


飛行機に乗る前に、四半世紀ぶりの再会を果たしました。母が学生時代にホームステイしたのがデンマーク。母はその時のホストファミリーとずっと仲良くしていて、私が生まれてからも5年おきくらいに訪ねていました。ご両親が亡くなってから、徐々に疎遠になっていたのですが、そのホストファミリーのお孫さんと連絡がついて、出発前にランチ♪一緒に折り紙をしたことや動物園に行ったことをお互い覚えていて、長い長いブランクの間の話をしていたらあっという間の2時間でした。本当に実りの多いデンマーク滞在でした\(^o^)/

成田空港に無事到着し、京成線で羽田空港へ。初めて乗りましたが、便利です。ところが、台風の影響により、羽田空港で待ちぼうけ。おかげで、頭の整理をすることができました。以下、今回の視察の感想です。


デンマークは「2050年までに再生可能なエネルギー100%を目指す」という、世界的にも珍しい国家目標を掲げている羨まし〜い国。その目標の下で、技術も研究も進んでいます。でもこれは真似しようと思ってできることじゃない。ではどうするか。

私は「おいしいとこどり」をさせてもらえばいいんだと思います。 デンマークで切磋琢磨して開発・発展させた技術や知識を頂くのです。日本の技術にも期待!と思っていたのですが、いかんせん実歴が違う。20年以上も稼働している施設がいくつもあるのですから。技術やノウハウを頂くことで双方がハッピーになるなら、オイシイとこどりでもいいじゃない!そう思いました。


ただ、これほど技術も政策も進んでいる国でさえ、課題はいろいろあることも分かりました。そしてジレンマがあることも。

住宅等のエネルギー効率があがると、電気や熱の需要が減って、せっかく地域の資源で電気や熱を供給したくても、利用率が低くなって、導入やメンテナンスの費用を拠出するのが難しくなっていく、というのです。つまり、遅かれ早かれ成長が横ばいになるであろう分野、という宿命を背負っているのです。それも納得。だからこそ、研究や開発はできるところに任せることで、できるだけ初期投資を下げ、事業として電気や熱を供給できる地域の組織が増えていくことにつながるといいなと思いました。デンマークの皆さん、よろしくお願いいたしまーす\(^o^)/


帰宅したら、子供たちの他に、意外なヤツに出迎えてもらいました。里子に出した猫のコマ。一時預かり中だそうです。子猫、癒される…



デンマークで見聞きしたことで頭はいっぱい。ラーメン食べてお腹もいっぱい。家族に囲まれて心もいっぱい。温泉入ってビール飲んでしっかり寝たので、時差ボケもなく、今日からまた元気に過ごせそうです(^_^)v