こづみカフェ2014を開催しました

田んぼがカフェ♪の「こづみカフェ」。今年で4回目となったこの期間限定カフェですが、今年もおかげさまでたいへん賑わった4日間でした\(^o^)/

まずは、「こづみ」を作るところから。「こづみ」というのは、稲わらを積み上げたものです。ワラを腐らせずに春まで保存しておくための方法で、上にいくにつれて半径が大きくなっていたり、屋根の部分は別の構造になっていたりと、工夫がたくさん詰まっているのですが、暮らしの中でワラを使わなくなってきた上、必要なワラは機械でロールにするようになったので、こづみの数は年々減少。あの風景に魅せられている私としては残念に思っていました。

子供たちは機械でつくったわらのロールで遊んだり、弓矢を射ったり。

こづみの作り方を指導してくれた88才のお爺さんが竹細工の先生を申し出てくれたり。


これはプライスレス。知恵や技の伝承です。6才の三男がタケトンボや竹の笛を作れるようになりました〜♪

それに立教大の学生さんが来て手伝いに来てくれたり。

でも、何より嬉しいのは近所のおばちゃんたちが小銭を手に手に連れ立って来て軽食を買ってくれて、この景色を楽しみながらおしゃべりに花を咲かせていること。


今年のこづみカフェは、県の「里もんプロジェクト」という農村活性化事業として開催してるので、材料をつかったメニューを安く提供したり、ミュージシャンを呼んだり、記録映像を撮れたりしているのですが、それだけの効果はあげているという自負があります。子供から大人までが開放的になれる場所。主催してる私たちも楽しかったです!


ライブをしてくれたのは、初日がモンゴル民謡の三枝さん。抜けるような青空の下、ありえないくらい遠くまで響く歌声。ここはモンゴルです、って言い張れば、信じてもらえる気がする(笑)実は純ジャパの三枝さん、ありがとうございました\(^o^)

2日目は、熊本を拠点として音楽活動をしているflex lifeのお二人。3年前に私が司会をつとめていた有機農業のイベントで出会って以来のご縁です。その時の曲が「Life」という歌。そして、今年の5月にテレビ熊本さんが作った私のドキュメンタリー番組のタイトルが、同じく「Life」。番組のテーマソングとして希望を出していたのですが、それは叶いませんでした。でも今回、番組の舞台となったこの場所で、彼らの名曲であるLifeを聴くことができて、もう感無量。思い出深いこづみカフェとなりました♪


本の著者が2人もカフェに来てくれましたので、お礼を兼ねて宣伝を。
「ホームレス農園」の著者、小島希世子さん。華奢に見えるけど、実は体育会系の柔道部出身。
「海カフェ山カフェ」の著者、三角由美子さん。カフェの本を書いていますが、実はコーヒーより酒好き(笑)いるだけでパッと周りが明るく輝くような、そんなお二人でした。

多才ななっちゃんはマッサージもプロ並みで、10分500円の破格なお値段で、阿蘇の山々を眺めながら揉みほぐされる贅沢なお客様もいらっしゃいました。

ところで。話がさかのぼるのですが、カフェが始まる前日に、「コバタケ」ことミスチルのプロデューサー小林武史さんがうちにいらして下さいました。なんとピアノの演奏まで!


農場を一通りご案内した後、お庭でランチ。チョーいつも通りの野菜だらけメニューでしたが、それこそが最上のおもてなしだと分かって下さる方だからこそ。音楽をつくるのも、お米をつくるのも、根っこは一緒だよね、という話で盛り上がりました。「つくる」ことを仕事にしている者同士の、きもちいい時間でした。

そんなこんなで、いつもにもまして賑やかなO2ファームの秋でした。