サンタさんの来ないクリスマス

我が家にはサンタさんが来ません。サンタさんに手紙すら書けない状況の子供たちに「自分たちの分のプレゼントあげていいよ」と寛大な息子たちがプレゼント権を放棄したからです。もちろん私の提案がもとになってはいるのですが、特に嫌がる素振りも見せずにあっさり納得してくれた息子たちを誇りに思います。

わずかな額ではありますが、その分をシリアのキャンプの子たちに寄付をしました。どこに寄付するのか(プレゼント権をあげるのか)は、毎年子供たちと決めています。飽食でモノも溢れているこの国で育つ彼らが、いまこの瞬間にも、苦しい状況にいる子供たちがいることを少しでも意識してくれたら本望です。

というわけで、25日もいつもと変わらぬ朝を迎えましたが、そんな私たちを明るく灯してくれるのは能登産の和ローソク。米糠から作ったという蝋燭で、子供たちのお気に入りです。彼らの気持ちが届きますように!


前日のイブの日は、ドイツ料理と、ケーキの代わりのお菓子の家をつくりました。ヨーロッパのクリスマスに苺のケーキなんて食べません。そもそも冬に苺は出回ってませんから(^_^;)お菓子の家は、作る過程に楽しみあり。なくなるのは一瞬ですが。今年は生クリームを使わなかったら、大成功。ベタベタしなかったので良かったです。


我が家で重きを置いているのはお正月。七福神さん派です(笑)そんなわけで、さっそく門松づくり。作るのは男性陣ですが。今年も立派な門松ができました。私は鏡餅やおせちの担当。迎春準備が着々とすすむ大津家です。もういくつ寝ると〜お正月♪もちろん子供たちの目当てはお年玉。クリスマスプレゼントを放棄している分、楽しみもひとしおです。あと少しですね!