年始から充実しまくり

さてさっそく公私ともに充実した日々を送っています。

まずは1月5日付の熊本日日新聞朝刊に、ずいぶん大きく載りました。若者に向けたメッセージを、という趣旨で受けたインタビューを記者さんが素晴らしい記事にして下さいったものです。慶応出たから一流企業に就職が当たり前、という時代じゃない。用意されている選択肢に気に入るものがないなら、選択肢を増やせばいいじゃん、といった内容でした。いまだによく「海外の大学院まで出てなぜ農家?」と聞かれますが、海外に行ったからこそ足元の大切さが見えたのです。農家としてはまだ未熟ですが、私は自分の選択肢に後悔していません。一昔前だったら異端児扱いされていたかもしれない選択肢に対して、世間からかくも温かく見て頂いているのは、ありがたい時代だなぁとしみじみ思います。正月そうそう、この記事のおかげでたくさんの方にエールを頂けてエネルギーが湧いてきましたo(^-^)o


「公私」の「私」では、同じく5日に新春・親子三代ボウリング大会を実施\(^o^)/ 大自然の中から一転。インドアイベントです。子供たちのリクエストで初めてボウリングをした去年のお正月は、ガータが出ないようにストッパーを使っていたのに、今年はそんなのなし。でもストライクやスペアが続出。幼児まで!小3の息子は3桁スコア。恐るべし、野生児って感じです(^_^;) 初参加の義母も大健闘でした。「投げ放題プラン」というのがあるのですが、なんと脅威の14ゲーム。大人はとっくに飽きてましたが、子供たちは思う存分楽しんだ様子。



せっかく市内まで行ったので、熊本が誇る名城を間近にのぞむ加藤神社で初詣をしました。本当に美しいお城です。家族の健康と豊作を祈願しました。



その数日後、同じく熊本城から至近距離にあるNHK放送局でラジオの収録をしました。やっぱり緊張します…(^_^;)けっこう出番は多くても所詮は素人ですから。ラジオのスタジオは寒いからということでテレビのスタジオで。去年から代表を務めている農家女性のNPOの話やこれからの夢などについて聞かれました。放送は九州沖縄エリアのみで、1/17の7時から始まる「おはよう九州沖縄」です。もし早起きされている方がいましたら是非…って、イヤ、恥ずかしいなぁ。テレビの方がまだラクなかも、と思いました。


NHKのキャラクター「どーもくん」は熊本では辛子レンコンの姿をしています(^_^)bアナウンサーで、今日のホスト役だった黒氏さんと記念写真♪


ラジオ番組の中で「テレビのない暮らしってどんな感じですか?」と聞かれました。想像つかない、と。たとえばこんな感じです。お正月から流行中のコタツドンジャラ。最近は近所の子たちも下校するとドンジャラしに集まってきます。外は火山灰降ってるし、こういうゲームは会話もあるからアリでしょうと思っています。学生時代は麻雀で得難い友人関係を築いていた夫の指導の元、数年後には我が家に雀卓があったりして(笑)



「公私」が交互に来たので、もう1つ「公」の話題を。連休前に世界農業遺産の今後に関する会議がありました。今秋には日本の世界農業遺産5地域でミラノ万博に出展するとあって、今日の会議はその作戦会議でもありました。とても印象的だったのは、県庁を始めとする行政職員の皆さんが、「ミラノで何をどう見せるかも大事だけど、大切なのは、ミラノ万博が阿蘇に住んでいる皆さんにとって地域を盛り上がるためのきっかけとなること。そのために有効に予算を使いたい」と言われていたこと。行政職員の方は数年ごとに担当の仕事が変わるので、ミラノ万博のような結果の見えやすい仕事を優先してもおかしくないのに、「高校生以下の子供たちがどうすれば阿蘇阿蘇の農業に興味と誇りを持てるか」、とか、「ミラノ万博に阿蘇のお米を持って行くのなら若手農業者の皆さんが作ったものを持って行きたい」などの地元を重視したアイディアが続出。いい会議でした。
野焼きをはじめとする先祖代々続いてきた農法で農業を続けていくためには、そこにきちんとした対価が払われなければ廃れていきます。市場に任せていると「きちんとした対価」の確保が危うい中、何とかして社会の宝を守っていきたい、という思いで、熊本は知事が次々と画期的な取り組みを進めているし、そんな知事の元で県職員の皆さんもすごく熱心です。あとは地元行政と地元住民が、「これは誰よりもまず自分たちの未来」だと認識して、いろんな考えや取り組みを出し合う番です!周りからのサポートを得るためにも、まずは地元が「やるぞ!」と腹をくくって動きましょ\(^o^)/会議中の写真はさすがに撮れなかったので、帰りがけによった蕎麦屋さん「馬方そば」にて、民間から参加しているシェフの宮本けんしんさんと、県庁の職員さんと。シャイで?隠れてるつもりが隠れられてない(笑)


というわけで、充実しまくってはいるのですが、なーんと、会議からの帰り道から咳と鼻水が止まらなくなって、連休は家でゴロゴロしています。あと一息のところまで回復してからが長引いて布団から出られずにいる母親を気遣って、お昼ご飯は自分たちで作り始めた息子たち。最近は遊びが忙しくて料理の頻度が減っていますが、1才から包丁を握らせていた甲斐があったというもの。お蕎麦に小ネギをあしらい(つゆは隣の義祖母宅から調達。作り置きしておけばよかった…)近所のおばちゃんにもらった白菜やら大根の漬け物を切ってキレイに並べてある…いや、あったらしい。食事が始まる前には既にお皿が半分以下カラになってた(笑)片付けまでしてくれたら完璧なんだけど、それは期待しないでおこう。麺が続いてますが、贅沢は言いません。いただきま〜す\(^o^)/