農家ができること、を1つ1つ

さて、と。
髪を切ってもらいました。
髪型を変えることにあまり深い意味をもたずに生きてきたのですが、今回は「前に進むため」の引き金にしたくて、重くなっていた思いと共に切りました。



シャーマンではないけど何かが見えると言う美容師さんにお任せのヘアスタイル。カットしながら「フサフサのしっぽがついてるのが見えますよ」って言われました(笑) 最近、友人に借りて「風の谷のナウシカ」を読み返しているところなのですが、テトみたいなしっぽだそう。いったい何を意味するのかなぁ?(笑)ちなみに公私ともに私を支えてくれているケイちゃんは、山で育った「リアルもののけ姫」。阿蘇の家はトトロが出そうだし、ラピュタの道と言われる場所もあって、ジブリがいっぱいです。

映画化されていない部分の物語でナウシカはこう言いました。


「たとえ私たちが汚れだとしても、なぜ蟲や鳥や森まで苦しまなければいけないの?私は諦めない」と。

争いや欲は人間の性なのかもしれませんが、そのために自然や動植物を犠牲にしてはいけない、という思いに深く共感します。人間がいなくなればいいわけでもない。共存していける道を、できる範囲で見つけていきたいです。


圃場整備事業の一件で凹んでいたので、「自分から動くのを休んで、流れに身を託してみよう」と思っていたのですが まぁ次から次へと不思議な出会いやご縁が続いています。なるべくしてなる、会うべくして会う、みたいな。小休止のつもりが、むしろ導かれるようにしてどんどん突き進んでいるような不思議な感覚です。


一昨日もそんなご縁の1つ。超多忙な方に無理をせず自然にお会いすることができました。国連大学の副学長である武内先生。世界農業遺産を日本に紹介した方です。「里山」という概念や言葉を世界に広められた方。「はじめは自分が何を言っているか全く理解してもらえなかった」とのことですが、時代が追いついたのでしょう。今やSATOYAMAは国際語になりつつあります。

世界から価値を認められた「田舎」に住んでいる幸せを噛みしめつつ、子供たちにこの「宝」を引き継いでいくために努力していきます。



そして昨日はNPO法人「田舎のヒロインズ」の理事会と総会でした。
理事長に就任してから1年が経過。歴史のある組織を、思いは引き継ぎながらも新しいスタイルにしていくのはなかなか大変です。でも、嫌な大変じゃない。それに1人じゃない。私たち女性農家がやるべきことを建設的に話し合うことができました。


農協の女性組織とも違うし(=経済面の重視)、農水省の「農業女子プロジェクト」(=存在価値の重視)ともまた違う、NPOだからこその使命とは何なのか。限られた予算とマンパワーで、どんな活動を優先して進めていくのか。「私も農家になりたい♪」と若い女性たちに思ってもらえるような存在になっていきたいですo(^-^)o 

ご参加いただいた皆さん、お疲れさまでしたっ!会員じゃないのにサポーターとして来て下さった皆さん、ありがとうございました\(^o^)/