農村は明るい 〜老若男女の明るい話題編〜

たくさんの明るい話題が続いていて、強がりじゃなく、農村の未来はきっとある、と思える今日この頃。世の中で言われていることとは逆行しますし、シビアな面ももちろん現実にはあるのですが、明るい話題をご提供したいと思います。



まずは地域の話題から。先日成功のうちに終わった田んぼファッションショー。テレビ熊本のニュースの1コーナー「農業の力」で、特集して下さいました。素晴らしいまとめ方で、メディアは怖い時もありますが、こういう良心的なローカルのメディアはありがたい存在です。天神さんの周辺が違う風景になる前に、きちんと記録して頂けて良かった*\(^o^)/* YouTubeにアップしたので、ぜひご覧ください。


https://www.youtube.com/watch?v=Cm4Il2ncmdM



ショーの舞台となった天神さんでは、秋のお祭りも開かれました。

祭り、と言っても神事の後に集落のみんなで飲み食いするだけですが。0歳のリサが頑張ったところで、平均年齢は70歳を下回らないだろうなぁ(^_^;) 90歳のおじいちゃんにも抱っこしてもらいました。みんなに可愛いがってもらって、幸せなベビーです*\(^o^)/* 農村のコミュニティーパワーはここから生まれるわけです。



祭りの帰り道。最新式電動ベビーカーです(笑)




その翌日。農家仲間ができたてのパンフレットとポロシャツを持ってふらりと遊びに来てくれました。



阿蘇の農家だからできる農業」

なんて素晴らしいコピーなんでしょう!

なんて輝かしい取組みなんでしょう!

10月19日日はミラノ万博で熊本・阿蘇の世界農業遺産を世界に発信した日でした。現地からの投稿を見ると盛況だった模様で、それはもちろん嬉しいし大切なことなのですが、世界農業遺産の真髄は、世界から価値を認められたことで、その地域の農家や住民自身が、そこの場所の価値に気づいて、それを活かしたり守ったりしていくことにあるはず。世界農業遺産の認定から2年半。阿蘇の若手農家たちは、TPPという社会変化に直面しながらも、自分たちの存在意義や、この地の価値をしっかり認識して将来に繋げようと動き始めています。


熊本県が毎年開催している農業経営塾の卒塾生3名が立ち上げた「阿蘇草原研究会」。阿蘇の価値が詰まった農産物をお届けできる日も近そうです。外国産の方が安いって?どうぞそちらをお買い求め下さい。阿蘇の草原や田畑、水源、そしてキラキラしてる彼らの笑顔が消えちゃってもいいならね(^_-)




私たちだって負けてません。NPO法人田舎のヒロインズのHPがようやく公開できました!
「田舎のヒロインズ新HP」
http://inakano-heroine.jp


オンライン講座『エネルギー兼業農家のススメ』もあわせて公開しました。

「第1回 私たち、田舎のヒロインズと申します」


今年度は10〜3月まで月1回(毎月末)のペースで、公開していきます。
mp3やポッドキャストでダウンロードし、農作業や家事をしながら聞いていただけます。ぜひご試聴ください。


ホームページの公開後すぐに、小水力発電の勉強会をしました。「農村は明るい」を実現している方が講師です。講師をしてくれたのは、岐阜の山奥で小水力発電を次々と導入してきた平野彰秀さん。100世帯の集落で、全戸が出資して(つまり合意して)導入した、というのは、正直言ってミラクルです。エコ住宅とか、再エネ集合住宅とかならまだしも、保守的な雰囲気の強い農村地帯で、外部から来た人の提案で、全戸がまとまれるなんてかなりレア。特に小水力発電は、水利権等も絡むのでとっても大変なんです。お話の半分は小水力発電について、もう半分は地域づくりについて。話のバランスも良かったし、参加者の意欲も高かった。規模といい、テーマといい、開催場所(古民家)といい、素晴らしい勉強会となりました。
今回は全てのプロデュースを、研修生のエースケが担当。農作業の研修ではありませんが、農村の価値を上げていくためには、農家がこういう勉強会を企画・実施できるスキルを持つのは大切だと思うのです。ブラボー、エースケ。良くやった!




賛否両論かもしれませんが、大津家流教育の話を少し。

小学校に通う息子たちも小水力発電の話が聞きたい、と言うので、学校を早引きして連れて行きました。学校は簡単に休んでいいものと思っている訳では決してないですが、子供の「やりたい」はできるだけ叶えたいし、今日の話は私としてもぜひ聞いてもらいたい内容だったので、ちゃんとレポートを書くことを条件に、学校をサボることを許しました。
キチンとその場でも質問したし、帰宅後は数々の疑問をぶつけては答えてもらうという贅沢な勉強。プライスレスな課外授業となりました。小水力発電、南阿蘇でも来年にはできるようです。楽しみ*\(^o^)/*




その息子たち。4年生になった双子の兄は生後2カ月の妹が可愛くて仕方なく、夜は必ず「一緒に寝たい」と言って2人の間に挟みます。もちろんこの状態で寝てくれるはずはなく、兄たちが寝付くのを待って救い出します(^_^;) 1年生の三男は、妹よりも母親と寝たがるので、寝る前くらいはたっぷり甘えさせます。今日も1日、お疲れさまでした!


というわけで、明るい話題シリーズでした。