北海道リポート 〜エネルギー編〜

だいぶ時間が経ってしまいましたが、北海道に行った時に訪ねたエネルギー施設についてのリポートです。

友人たちにワガママを言い、大中小3タイプのバイオガスプラントを見て回りました。チョー面白かった!マニアックですみません(^_^;)もし5年で減価償却して1日5万の売電収入があったら、発電事業をしますか⁉


3カ所とも、乳牛の糞尿を原料にしてメタン発酵(嫌気性発酵)で出てきたガスで発電し、電気を販売。発電機を冷やす際にできる熱も利用する施設で、それぞれに見所がありました。


まず、1200頭もの牛から出る糞尿を使う日本で2番目に大きなバイオガス施設は、できた熱でチョウザメやマンゴーを育ててたり、ガスを精製して車の燃料しているのが面白かったです。


次に850頭の牛から出る糞尿を使う施設では、発酵後に残った「残さ」を液体と個体に分離して、余熱でしっかり乾かしてから、牛舎に敷く「敷料(しきりょう)」に再利用してるのが面白かった。フカフカで牛も気持ち良さそうだし、何よりすっごくコスト削減になる。

最後に170頭の牛から出る糞尿を使う施設では、そのコンパクトさが何より印象的だったし、計画よりずっと多くの発電ができていることから、搾乳ロボットとやらを導入していたのが面白かった。1日3万円の売電収入を見込んでいたところが、1日5万円分、毎日発電しているそう。初期コストは1.5億もするのだけど、農水相の補助もうまく使って半額で建設。単純に計算したら5年で返済できちゃう!その後は毎年1700万程度の売電収入が得られる⁉︎すごい〜。

あまりに面白かったので、つい熱くなって書きましたが、これを「面白い」と感じる人が実はすごく少数派だということに、ごく最近気付きました(笑)いやぁ、満足。十勝、最高でした!